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生活道路は4m以上へ道路幅を広げる必要がある。

生活道路は現在は4m以上を目指している。

1.8m以上から4m以下の道路は4m道路として使用できるように、道路幅を広げるようになっている。防災活動・日照・通風と住みやすい環境を整える事になっています。生活道路拡張整備事業と言うらしいです。道路を4mにする時に道路にする部分を差し引いて、本地が下がる事をセットバックと言います。

道路の土地は贈呈?寄贈?

このブログを書くにあたりもう一度道路のセットバックの計算をしようと思いまして市役所のページを確認すると、寄贈するか、そのままの状態という事で更に驚いた。買い取らないんだ・・・いつから?買取計算の基準表みたいなのを見たことがあったが、ここ数年絡んでなかったので、知らなかった。他の市でもそうなのかなあ。報償という制度が2017年ごまであった気がするんだけど・・・個別相談内容なのかもしれませんね。

所沢市のWEBページより

 注意してほしいポイント 

基本的に道路幅は道路中心から両側2mで合計4mに整備されますが私の住んでいる所沢市では道路の両脇にL字溝をつけるのでそれの出幅が10センチあるので合計4.2mの道路計画となっています。各市町村でも違いますので、注意ですね。

角地は隅切りがありますのでセットバックは多くなります。

実際は治安維持と消防活動で地域の安全を守るため

4m無いと消防車が入れない。救急車もそうですね。

火事になったときに延焼を防いだりする為にもある程度の距離が必要ですね。また消防活動としても消防車が入れるかどうかと、救急車が入れるかだと思います。一刻を争う救急活動で遅れれば大変ですから。

死角を減らし安全な道へ『生活道路』なのです。

街灯もない暗い道で、狭い道路ではどうしても死角が生まれます。しっかり整備して、街灯をつけて不審者を近づけさせない事や最近はカメラなどでも監視できると思います。カメラも道幅が狭いと死角や移したいところがしっかり映らない事や逆に周りが移りすぎて近隣のプライベートでトラブルになるかもしれません。

 注意してほしいポイント 

カメラが近すぎて、うちが移ってるのではないか?あえて映してないか?などトラブルが実際ありました。道が広ければそんなことはないのか?と言われればあるかもしれませんが、狭いところよりは不信感は出ないのかもしれません。実際警察の方にカメラデータ協力を言われたこともあります。4m道路だと広い範囲でしっかり道路が移るので、防犯していると実感できます。

セットバックした土地は道路。所有権は相談。管理は役所へ。

所有権がそのままでも自分の土地だからと言って自由には使えない。

生活道路としてセットバックした部分は道路として整備されます。建て替え時に同時に整備しますが、周りがまだできない場合は周りの状況に合わせて舗装などが行われますが、それは事業として計画させますのでいつ行われるかはその時に確認が必要です。実際セットバックしたけど舗装がまだで、とりあえず砂利敷のままという事もありえますが、自分の土地だからといって車を止めたりは出来ません。あくまでも道路なので路上駐車になってしまいます。

私物や物は置けない。

道路としては提供したが所有権は譲渡しないでいるとそのうち道路提供という事があやふやになり、自分の土地だから利用できると勘違いして、物置を置いたり庭として使うという、稀なケースもあります。稀なケースと言いましたが地域ごとに結構あると思います。強制撤去も数回見たことがありますので、認識の違いや『自分の土地だから』という自分への納得が生まれてしまうのかもしれません。

 注意してほしいポイント 

セットバックは建替え時などに行う他、売却時でも査定の検討になります。現在の坪数からセットバック分を引いたものが本地として査定されます。

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HOUSING LAND

株式会社ハウジングランド
埼玉県所沢市にて不動産業を昭和47年より創業する。平成に入り賃貸・売買と幅を広げ、現在では買取を含め不動産相談・住宅ローン相談なども行っています。

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