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普段のお付き合いが境界石の立ち合いをスムーズにさせる。

境界石

ここで言う境界石とは土地の境界の場所を石の杭などで示した場所です。現在はわかるように明示するようにになりましたが、地中に埋まっているケースがほとんどです。また、その上から塀などを作るためにブロックを置いてしまうケースも多くあります。

境界石の明示

建築時に境界石を抜き取ってしまったり、塀を作るために地中に埋めてしまったりと見つからないケースが多かったのですが、現在では境界石の明示義務の実行が増えて、目視できる状態へ変わってきました。

 注意してほしいポイント 

実際にあったのですが地中から頭がでた境界石を無理くり押して斜めにして自分の敷地から離すという荒業をした方を見ました。実際やってる所を見たわけではありませんが、やたらと境界位置について斜めの場所が正しいと繰り返し主張してました。
測量図などからも正しい位置を判断するのが立ち合いです。不可抗力(地震等)でも動く可能性もあります。その為、実際にどの位置が正しいかを近隣で話合い再度取り決めるものです。

境界の民間立ち合いは近隣参加で無償。

所有者が中心となり声掛け参加

土地の境界確認と境界石の有無は所有者が中心となり近隣に声を掛けます。近年では近隣が不在(家がない。賃貸で所有者ではない)など調査が必要な場合も多くあります。近隣の方には境界確認の説明をして、日程を確認していきます。これは長年お付き合いのある所有者が声をかけることで、スムーズに事が運ぶ為です。

新しい測量図や境界石の準備。不在近隣の調査。

境界石をしっかり確定させるためにも境界ポイントの近隣の方には集まってもらう必要があります。不在などは調査などが必要ですし、測量もしなければなりません。これを引き受けてくれるのが測量会社です。とは言ってもすべてを行ってくれるわけではありません。

近隣の方との橋渡しとして、所有者のお付き合いの程度で近隣の方の理解もかなり変わるでしょう。

 注意してほしいポイント 

所有者として初めて住んだ時の状況がわかっていればいるほど、スムーズな話合いが出来るでしょうが、時がたてばご高齢になってきます。実際立ち合い時、足が不自由、車椅子、付き添いが必要など、あつまっていただくにもそれなりにご苦労があります。
お互い様の問題だけでは済まない事だったり、相手に対して申し訳ない状況にもなってきます。

境界石の明示から再度測量へ。

境界石はいつでも確認出来る場所へ

境界石があっても見えない。目視出来ない。などの場合、新たに立ち合いした場合は境界がお互いわかりやすい場所へプレートという形で設置する事が多くなりました。お互い更地でしたら、何もないので、境界石となるのでしょうが、お互い建物や塀がある状態なら、とても発見しずらいとなるからです。

プレートでも塀の修繕工事などあればプレートをどうするかという事になりますが、これも近隣同士話し合っていかなければなりません。今までのお付き合いと今後のお付き合いは続いていくという事になります。

 注意してほしいポイント 

境界石の明示や立ち合い等近隣以外にも道路に関してもあります。また、弊社は埼玉県所沢市近郊を中心にしていますので、地域によっては慣習も違うと思います。

役所にも道路測量などありますので、役所・測量士・不動産会社などから相談するのが良いと思います。

近隣トラブルを未然に防ぐ

境界石だけでも近隣とのお付き合いが大事で、永続的に行う事でお互い様の気持ちで接する事が出来ると思います。私の経験でも知らない人に対してものすごく態度がきつく、クレームつけたり、金銭的な要求をにおわせたり自分の条件を言う方がいましたが、実際近隣の方が説明しての立ち合いではお隣同士しっかり話合いが出来ました。現場での時間が経過すれば、こちら側も心配してくださり声もかけてくれるようになったのです。上手なお付き合いを続ける事や相手を理解することで、協力し合う事が出来るのではないかと思う例でした。

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HOUSING LAND

株式会社ハウジングランド
埼玉県所沢市にて不動産業を昭和47年より創業する。平成に入り賃貸・売買と幅を広げ、現在では買取を含め不動産相談・住宅ローン相談なども行っています。

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